妊娠・出産を終えてママ達は肉体的にも精神的にも産後はくたくた。
ところが赤ちゃんは待ってくれません。
おむつも変えないといけないし、授乳もしないといけないしでただただゆっくりする事はなかなか難しいですよね。
でもママのカラダには横になって安静にすることがとっても大事なんです。
昔から「産後3週間は横になって安静」になんて言われているように、安静にしなくていけない理由があるのご存じでしたか?
これってただの体力回復のためだけじゃないんです。
産後のママのカラダ
骨盤の一番底にハンモックのようにある筋肉を「骨盤底筋群」といいます。
重い子宮や赤ちゃん、内臓などを一番下で支えてくれる正に縁の下の力持ちな筋肉です。
妊娠中お腹が大きく・重くなるとともに伸ばされてきた筋肉は、出産によって赤ちゃんがその筋肉のあいだを通ってくるためさらにダメージを負います。
出産直後ってうまくお尻の穴に力が入らなかったり、お腹周りがグラグラする感じがありますよね?
これは骨盤底筋がダメージを受けてしまったからなんです。
こんな状態の筋肉に対して、起き上がるとまだまだ重い子宮が重力によって骨盤底筋群に負荷をかけてしまうんです。
酷い人だと子宮などの臓器が負荷によって穴からそとに出てきてしまう「臓器脱」になる事もあります。
この為少しでも横になって安静にし、重力によって骨盤周りに負荷がかかる事を防ぐ必要があります。
産後3週間程度は、お子様がお昼寝したタイミングなどで家事などを無理に行うのではなくちょっとでも横になるようにしてくださいね。
ママ達はいつもがんばっています!
出来ない事ばかりに目を向けるのではなく、ジブンをたくさん褒めてあげてくださいね。
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